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けんじさんの死別体験 エピソード003 悲嘆からの回復—グリーフケアとの出会い
◆悲嘆からの回復
何回もグリーフの会へ参加するうちに、だんだんと次のステップに進めたことを報告したり、他の方が〇〇できるようになったということを一緒に喜んだりできるようになってきました。自分は東京に住んでいたので、グリーフケアを受ける機会をもつことができたことは良かったと思えるようになりました。
この原稿を書いている時点で、ひろしさんが亡くなってから5年が経過しています。ひろしさんのことを忘れることはありませんが、次のステップに進まなければなあ、という思いも出てきています。
おそらくLGBTQの方でパートナーを亡くされた方はたくさんいると思います。でも「自分だけじゃありません」。人に頼っていいんです。絶対に支えてくれるところがあります。地方の方で、グリーフケアを受ける環境がない方もいると思いますが、この体験談のサイトをご活用いただければと思います。