

スウェーデン
性別変更の要件から不妊手術を除外、過去の対象者へ補償を決定

1972年以降スウェーデンでは法的に性別変更が認められていましたが、不妊手術が条件とされていました。2013年にスウェーデン政府はその法律を改正して手術を不要とし、未婚者に限定していた要件も無くしました。その後、当事者によるさらなる訴えや運動が政府を動かし、法改正前の性別変更で不妊手術を受けざるを得なかった人たちを対象に、国からの補償を受けるための法案が作成され、2018年に公布されました。(補償額は一人当たり225,000クローナ)
「法的な性別変更を希望する人たちに不妊手術を要求することは、現在の社会や政府の見識からすると、間違いであり非難されるべきものでした。この理由により、この要件を余儀なくされた方々が補償の申請をできるようにしたいと思います。」と、当時の担当大臣は述べています。