アイルランド

LGBTQの若者のインクルージョンを推進するため、政府全体で包括的な取り組みを実施

アイルランドでは、教育現場をはじめ社会におけるLGBTQの若者のインクルージョンを推進するため、政府全体で包括的な取り組みを進めています。

2018年6月、児童・青少年省が世界初の『LGBTI+青少年国家戦略2018-2020』を策定しました。LGBTQの若者の生活を向上させ、彼らが学校や地域で日常的に直面している課題に対処するため、政府全体に取り組みを求めるものです。策定にあたっては約4,000人の若者から意見を集め、戦略に反映させました。
主な行動計画に「安全で協力的かつインクルーシブな環境の創出」を挙げ、その実現に向けた活動を行う団体に総額44万ユーロ以上の助成を行っています。

同戦略と連携して、初等・中等教育機関におけるLGBTQ教育について大幅な見直しが行われました。2019年12月に結果が公表され、これを元に2020年にカリキュラムの改定が行われます。

教育・技能省の『いじめ問題に対する行動計画』もまた、LGBTQの若者を支えます。同計画が提示する12のアクションの一つが、LGBTQアイデンティティに関する政策や、同性愛嫌悪に基づくいじめ防止対策に関する指針の作成です。また、教育・技能省では若者・保護者・教師を対象とした反いじめウェブサイト tacklebullying.ie を設立し、特にインクルージョンの促進とアイデンティティに基づくいじめに重点を置き、情報提供を行っています。

更に2019年11月には法務・平等省が『LGBT+インクルージョン戦略2019-2021』を発表。LGBTQの人々のインクルージョン、権利の保護、生活の質の向上、福祉を目的とした100以上の行動計画を提示しました。戦略策定の協議プロセスでも強調されたのは、彼らをヘイトクライム、ヘイトスピーチから守ることです。同省は2019年12月に公聴会を開くなどして、当該分野の法制度の見直しを進めています。

<戻る

  • トランスジェンダーに関する活動コラム
  • 差別・いじめ・教育に関する活動コラム
  • スポーツに関する活動コラム
  • 高齢者に関する活動コラム
  • LGBTQ体験談に関する活動コラム
  • 各国大使館のに関する活動コラム

世界各国のLGBTQに関する取組 コラムページTOP