フランス

LGBTの権利促進・支援の取り組みについて

© Institut français du Japon / アンスティチュ・フランセ日本 本部

フランスでは、さまざまなNGOがLGBTの権利を促進したり、LGBTの人々を支援しています。それは、サポートを必要とするLGBTの人々のホットライン、学校でのアウトリーチを提案する協会、「万人のための結婚」を提唱する運動のような大きな運動、またフランスの多くの都市で「誇りある行進」と呼ばれるゲイプライドを組織する協会などです。

今日、差別禁止法や同性カップルの結婚を認めた法律など、フランス政府が採択したすべての立法措置にもかかわらず、LGBTの人々は依然として差別に直面しているため、これらの団体は引き続き非常に活発です。彼らはまずフランス国内の現状を踏まえて活動しますが、国際的な協力は彼らと世界のLGBT運動に新しい視点をもたらします。

以上のような理由で、LGBTを巡る問題についての日仏討論会が、日仏文化協力の一環として毎年開催されています。このような討論会は、フランスと日本の市民社会のステークホルダーが、互いの経験と知見を共有し評価する機会となっています。そしてLGBTの権利の促進と普及に有効な手段となっています。これらの活動の目的は、日本のLGBT協会を支援し、一般の人々、特に学生と若い世代に働きかけることです。

2016年、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本は、「職場における同性愛嫌悪の防止」について、団体や企業から登壇者を招いて討論を行いました。
2017年には、明治大学との共催で、「同性結婚への道」と「社会におけるトランスジェンダーの人々」をテーマに2つの討論会を開催し、弁護士、教授、協会、市長など、多彩な背景のパネリストが登壇しました。

2017年明治大学で開催された日仏討論会「同性婚への道」に登壇した鈴木賢教授、山下敏雅弁護士、カロリーヌ・メカリ弁護士、
モンペリエ・プライド協会のヴァンサン・ボワロー=オタン、保坂展人世田谷区長

2018年には、「大学における平和とダイバーシティ」をテーマに東京のICUと札幌の北海道大学で日仏討論会が開催されました。 2019年には、フランスは国際人権連盟の世界会議(FIDHはフランスで創設)に日本のLGBT権利擁護者を台北に招待派遣し、台湾文化センターとの報告会を共同開催しました。

同年、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本も「学校における平等と人と違っていても良い権利」についての討論会を企画し、トランスジェンダーの若者の実話を描いたバンドデシネ(フランスの漫画)「私をナタンと呼んで」(東京プライドハウスに邦訳版の蔵書有)の著者との対話が行われました。

これらの交流は、日本の聴衆やNGOだけでなく、フランス側にとっても、LGBTの人々が直面する共通の問題に異なるアプローチで対処する方法について議論する有益な場となっています。そして日仏の市民社会の長期的な関係の構築にも貢献しています。

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