フィンランド

授業計画での性指向や性自認の多様性考慮を教師に義務づけ

Setaのユースメンバー Photo: Seta 

フィンランドで学校のいじめは全体的に減少していますが、2019年の調査によると、LGBTQの若者がいじめや差別に直面する可能性は、2倍高くなるとのことです。
この問題に取り組むため、フィンランドの平等法では、すべてのレベルの教育機関が、職員と学生と共に平等行動計画を策定する必要があると定めています。平等行動計画には、現状評価に加え、平等の促進と差別撤廃の具体的な対策を含む必要があります。

また、国のコアカリキュラムでは生徒の固定観念や偏見のある態度をなくす目的で、授業計画では性指向や性自認の多様性を考慮するよう教師に義務づけています。そのため、複数のNGOが教師に支援の手を差しのべています。
たとえば、フィンランドのLGBTQ支援団体Setaは、教師向けに多くの実用的なアドバイスを記したマニュアルを発行しています。 LGBTQの青少年に対するピアサポートは、さまざまな団体や自治体の青少年センターが、対面・オンラインで提供しています。

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