NAME

Midori Kadowaki

COMPETITION

デフ陸上競技

BIOGRAPHY

2016年 第3回世界デフ陸上競技選手権大会日本代表/4×100mリレー 5位入賞
2015年 第8回アジア太平洋ろう者競技大会日本代表/100m 金メダル、200m 金メダル、4×100mリレー
2013年 第22回夏季デフリンピック競技大会日本代表/4×100mリレー 6位入賞
2012年 第2回世界デフ陸上競技選手権大会 日本代表/4×100mリレー 5位入賞

 

2022年~2023年 (一社)日本デフ陸上競技協会 副会長
2017年〜2021年 (一社)日本デフ陸上競技協会 理事

障がい者に対しては法制度が少しずつ進んでいますが、LGBTQ+に関する法制度はまだまだ進んでいない状況があります。さらには、スポーツの世界では周囲の理解がないことで、LGBTQ+当事者がスポーツ活動に打ち込めないといった状況があります。

デフスポーツの世界では、聴者スポーツの世界よりも知識・理解が遅れていると感じています。また、LGBTQ+当事者のアスリートと一緒に練習を行う中でも、合宿を実施するには宿泊先を含めあらゆる場所で課題が出てくるのだという気づきがありました。例えば、部屋にシャワーがなく共用浴場を使用しなければならなかったり、洗濯機が男女の浴室に設置されていたりなどです。

これらの課題はスポーツ界で共通していますが、それに加えてデフである私たちは手話表現にも気をつけなければいけません。残念ながら、LGBTQ+に関する新しい手話表現があるのを知らない人がいたり、無意識にSNSに載せた行為がアウティングに繋がってしまったり等、問題になるような出来事も近頃ありました。東京2025デフリンピックの開催も近づき、デフアスリートたちがメディアに取り上げられることも増えてきている中、知らないでは済まさず、自分たちから積極的に社会理解のために興味を持ち、学ぼうという姿勢を持つことが大切だと感じています。私の今回のアライアスリート研修への参加が、誰かの活動を後押する一助となればと願っています。

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