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アスリートの心理的安全性とプレー環境の整備へ。スポーツ業界と社会の変化を目指し、LGBTQ+課題を啓発する「アライアスリート」が正式決定!各種目のメダリスト・競技関係者からの動画メッセージを公開

~認定アスリートの授与式&専門家トークイベントを開催~

NPO法人プライドハウス東京は、アスリートのLGBTQ+に対する理解を促進し、スポーツ界の課題に対して行動・啓発する「アライアスリート」が決定したことをお知らせします。

2023年8月~9月に渡り開催された全3回の研修プログラムを受講・課題提出したアスリート12名が正式に認定され、2023年10月11日(水)に各種目のアライアスリートからの動画メッセージを公開しました。

◆動画メッセージURL:https://youtu.be/phnDXpKfMPU

スポーツ業界とLGBTQ+課題

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の考えが広がり、LGBTQ+などの性的マイノリティへの理解・取り組みが進んでいる一方、スポーツは差別・偏見解消の”最後の関門”と言われています。自分らしさを表現・理解してもらうことがプレーやパフォーマンス、競技の継続に直結するアスリート。特にトランスジェンダーの選手については、本来の自分らしさを追求してホルモン療法を行うと、競技への出場資格が失われてしまう可能性があるなど、様々な困難に直面していることが報告されるなど問題は複雑です。

 

誰もが安心・安全に自分らしくプレーできる環境作りへ

このように大会やトレーニング過程、教育機関などスポーツのあらゆる場所で、性自認や性的指向、性別表現に関わらず、誰もが安心・安全に自分らしくプレーできる環境作りが重要となっている状況です。プライドハウス東京は、スポーツ分野の差別撤廃と包括的な環境づくりに寄与することを目的に、「アライアスリート」育成プロジェクトを2022年に開始。この度、2023年8月~9月にかけて2期生となる候補者に対して研修プログラムを実施し「アライアスリート」が正式に決定しました。

 

第2期「アライアスリート」をウェブサイト上で公開

各種目のアライアスリートをウェブサイト上で公開しました。

♦URL:https://pridehouse.jp/allyathletes/

♦アライアスリート一覧(2期生、2023年10月18日時点)

No. 氏名 競技 実績
1 池田 信太郎  バドミントン バドミントン世界選手権(2007)銅メダリスト、
北京オリンピック(2008)
ロンドンオリンピック(2012)日本代表
2 上原 大祐 パラアイスホッケー バンクーバーパラリンピック(2010)銀メダリスト
トリノパラリンピック(2006)/
平昌パラリンピック(2018)日本代表
3 小庭 康正 スポーツナビゲーター スポーツWEBメディア
「ウルトラスポーツ」ナビゲーター
4 兼松 由香 ラグビーフットボール ラグビーワールドカップ(2002)15人制、
リオデジャネイロオリンピック(2016)7人制日本代表
日本代表女子セブンスユースアカデミーヘッドコーチ(現在)
5 七野 一輝 パラ卓球 世界ランキング4位(クラス4・2023年9月時点)、
2023スペインオープン
(シングルス:優勝、男子ダブルス:3位)、
2023全日本オープンパラ卓球選手権大会 2冠
(個人戦:優勝、団体戦:優勝)
6 杉山 美紗 アーティスティック
スイミング
FINAスイミングワールドカップ(2010/2013)
チーム・コンビネーション4位、
元シルクドゥソレイユ”O”パフォーマー、
元シルクドゥソレイユパフォーマー
7 鈴木 彩香 ラグビー リオデジャネイロオリンピック(2016)日本代表、
ラグビーワールドカップ(2017/2021)日本代表
8 谷本 歩実 柔道 アテネオリンピック(2004)/
北京オリンピック(2008)金メダリスト
9 徳永 祥尭 ラグビー ラグビーワールドカップ日本大会(2019)日本代表
リオデジャネイロオリンピック(2016)7人制ラグビー日本代表
10 豊島 英 車いす
バスケットボール   
東京パラリンピック(2020) 銀メダリスト
11 服部 道子 ゴルフ JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)18勝
12 渡邊 彪亮 ラグビー 豊田自動織機シャトルズ愛知 所属
13 荒木 絵里香  バレーボール ロンドンオリンピック(2012)銀メダリスト、
北京オリンピック(2008)、リオオリンピック(2016)、
東京オリンピック(2020)日本代表

認定アスリートの授与式&専門家トークイベントを開催(当日レポート)

今回の認定にあたり、修了証授与式と報道関係者向けの専門家を招いたプレストークイベントを9月20日(水)に実施いたしました。

冒頭では、プライドハウス東京共同代表 野口亜弥より団体概要とアライアスリート事業の説明を行いました。また「スポーツ界にアライを。」を実現すべく行っているスポーツ競技会場での取り組みや、プライドマッチなどの各種啓発活動、日本の体育現場の調査活動などを紹介しました。

次に、当事者でもあるアライアスリート講師陣から現在の活動に至るまでの経緯とスポーツ現場の状況を説明。元フェンシング日本代表でプライドハウス東京の理事も務める杉山文野からは、自らのセクシュアリティをカミングアウトしていなかった現役時代に感じた”自分らしさと競技継続との両立の難しさ”を語りました。また、日本オリンピック委員会(JOC)理事としても、スポーツ界のダイバーシティ推進と心理的安全性向上に努め、強いチームJAPANを作りたい旨を述べました。

また、アライアスリート第1期生であり今年からプライドハウス東京 理事を務める村上愛梨(ラグビー15人制元日本代表/横河武蔵野アルテミ・スターズ現所属)からは「当事者であっても知らないことが多く、言葉の選び方などの配慮について学んだ。現役選手として、当事者としてできることを活動していきたい」旨を述べました。

続いて、アライアスリートを代表して、元柔道日本代表であり日本オリンピック委員会の谷本歩実氏に認定証を授与。今回の研修を受けて下記趣旨のコメントをいただきました。

「選手の環境整備という観点で自分にできることがあると考え、選手村の整備に携わりたい。具体的には、LGBTQ+当事者に限らず誰もがリラックスできるパーソナルスペースを作り、またLGBTQ +も含む様々な社会課題に触れられるきっかけを作ること。今後も多くのアスリートが自然に活動できるように自らも学んでいきたい。」

イベントの最後には、スポーツ社会学者で成城大学 社会イノベーション学部 教授の山本敦久氏より「アスリート×アクティビズム」をテーマに講演。

Black Lives Matter(BLM)運動が非常に大きな契機になっていることに触れ、実際に差別・抑圧からの解放に繋がる可能性など、スポーツ界が持つスポーツ以外の社会への影響力について説明しました。一方で、アスリートたちの勇気ある発言・行動を社会側が守り、補償してあげることの重要性についても解説しました。

プライドハウス東京は、今後もアスリートのLGBTQ+に対する理解を深め、スポーツ界の課題に対して行動・啓発をしてまいります。

東京2020を契機に発足~スポーツ界からインクルーシブな社会の実現へ~

「プライドハウス東京」は、誰も排除しないLGBTQ+インクルーシブな社会の実現に向けて、NPO、専門家、企業、大使館などがセクターを超えて協働するプロジェクト。2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックを契機に設立されました。大会組織委員会による公認プログラムとなり、日本初のLGBTQ+の大型常設センターである「プライドハウス東京レガシー」設置の他、多様性に関する様々なイベントやコンテンツを提供しています。直近では「世界水泳選手権2023福岡大会」の期間中、福岡市と共催でLGBTQ+情報発信ブースを会場内のファンゾーンに設置しました。プライドハウス東京は、アスリートの多様性を尊重し、スポーツ界を通じてだれもが自分らしく生きられる社会の実現を目指してまいります。

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