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【アライアスリート・インタビュー③】仕事と競技を両立するパラ卓球選手・七野一輝が語る「LGBTQ+への理解を深めた研修体験」

プライドハウス東京(PHT)では、2022年より、「アライアスリート」の輪を広げる活動に取り組んでいます。アライ(ally)とは、「同盟、味方」などを表す言葉。LGBTQ+当事者の味方としてともに行動する人たちを総称してアライといい、LGBTQ+当事者もアライになることができます。アライアスリートは、そのようなアライであることを公言し、スポーツ界から社会を動かすアクションを一緒にしていくアスリートです。

そうしたアライアスリートの育成・輩出にPHTとして取り組みはじめて早3年。今年、アライアスリートの人数が45名になりました。そこで、2025年度は、多様なアライアスリートの存在を知っていただけるよう、インタビュー連載を実施しています。全10回にわたり、各アスリートの来歴やアライアスリートになったきっかけ、活動内容などを取材。それぞれの想いをお届けします。

連載3回目は、パラ卓球選手の七野一輝(しちの・かずき)さんにアンケート取材を行いました。
七野さんの現在の活動からアライアスリートになったきっかけ、今後の目標を伺いました。

 

■プロフィール

七野一輝(しちの かずき)/パラ卓球選手

1998年生まれ、東京都出身。株式会社オカムラ所属。二分脊椎により、生まれつき両下肢に機能障がいがある。クラッチ(杖)を使った立位でプレーを始め、、2022年5月に車椅子へと転向。杭州2022アジアパラ競技大会(中国)では男子シングルス(クラス4)で3位、男子ダブルス(クラス4)で3位に輝く。2024年にはパリ2024パラリンピック競技大会に出場し、男子シングルス(クラス4)で5位、男子ダブルス(クラス8以下)で5位という成績を残した。

 

仕事をしながらアスリートとしても結果を残す。パラ卓球選手・七野一輝

——パラ卓球選手として活躍されている七野さん。2024年にはパリ2024パラリンピック競技大会にも出場しました。今振り返ってみて、パラリンピックはいかがでしたか?

卓球を始めた頃からパラリンピックは憧れの舞台でしたから、実際に出場してみて、やはりいろいろな感情を抱きました。会場ではパラリンピックならではの観客の方の多さに圧倒されましたし、選手の一試合一試合にかける思いなども伝わってきて、「これが世界最高峰の舞台なんだ」と、とても感動しました。街全体も大きな盛り上がりを見せており、今まで経験したことのない夢のような空間でしたね。大会から1年が経ちますが、あの時の感動をまだ昨日のように覚えています。

 

 ——今年もさまざまな試合に出場されているそうですが、手応えなどがあればお聞きしたいです。

今年は例年より多く国際大会に出場しており、8月末時点で6つの大会に出場しています。そのうち5大会でメダルを獲得し、8月27日に発表されたパラ卓球の世界ランキングでは1位になることができました。9月には日本で国際大会があり、国内最高峰の大会である全日本パラ卓球選手権大会も控えているので、一戦一戦、結果を残せるよう力を尽くしたいと思っています。

 

 ——七野さんは普段、選手として活動するだけでなく、会社員として仕事もされていると伺いました。

そうですね。2021年に、オフィス家具などを扱う株式会社オカムラに入社しました。仕事と競技の二足の草鞋で働くパラアスリート社員としての雇用です。

DE&I(※)を推進する部署でLGBTQ+に関する取り組みも担当しています。

※DE&I:Diversity(多様性), Equity(公平性) and Inclusion(包摂性)の頭文字をとった概念で、多様な人がお互いに違いを尊重しあいながら、力を発揮できる環境を実現する取り組みのこと。

 

——会社員と選手生活との両立は、大変ではないですか?

ありがたいことに会社の方々が競技活動に対して、さまざまなサポートをしてくださるおかげで、仕事にも競技にもしっかりと打ち込むことができています。パリパラリンピックにも、何人もの方が会社から応援しに駆けつけてくれました。とても緊張していたので、会場での声援は試合中も聞こえ、とてもありがたかったのをよく覚えています。

 

 

LGBTQ+の問題は簡単には解決できないからこそ、考え続ける必要がある

——七野さんがアライアスリートになろうと思ったきっかけを教えてください。

大きなきっかけは、会社でDE&Iを推進する業務に携わり始めたことでした。DE&I を推進する中では、LGBTQ+当事者の方が抱える課題なども正しく認識する必要があります。ですが、自分自身が当事者ではなく、周囲にも当事者の方がいなかった私にとって、LGBTQ+ に関する問題は少し遠いところにある話題でした。LGBTQ+についてしっかりと学ぶ機会がほしい。そう思っていたとき、偶然アライアスリート研修の存在を知り、スポーツの世界からLGBTQ+に関してアクションを起こすとはどういうことなのか興味が湧いたため、研修の受講を決めました。

 

——アライアスリート研修で特に学びになったことは何でしたか?

まずそもそもLGBTQ+に関する基本的な知識を得られたことが、大きかったです。これまでは LGBTQ+について正しい知識を学べる機会はなく、テレビ番組などで芸能人がカミングアウトをしているのをみていたり、いわゆるLGBT理解増進法(性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律)ができたことをニュースで知ったりする程度で、スポーツ界で実際にどのような問題が起きているのか見えていなかったんです。ですが、研修を通じて問題が立体的に見えてきましたし、私の視野が狭かったことに気がつきました。

LGBTQ+当事者の方が、社会の中に左利きの人と同じ割合で存在しているという話も印象的でした。私が気づいていなかっただけで、もしかしたらこれまでも、身近なところに当事者の方がいたのかもしれません。LGBTQ+と聞くと、特別な存在のように思う方もいるかもしれないのですが、決してそうではありません。むしろその認識は、LGBTQ+というテーマから多くの人を遠ざけてしまうように感じます。

研修を通じて、自分の視野を広げることができて本当に良かったです。ただ、それと同時に、LGBTQ+に関するさまざまな問題は簡単に答えの出ないことがたくさんあるのも理解できたので、これからも考え、勉強し続けていかなければならないと思いました。

 

——七野さんは今後、アライアスリートとしてどのような活動をしていきたいですか? また、選手としての目標もお聞かせください。

アライアスリートとしては、まだほとんど活動ができていないのですが、プライドハウス東京が主催する交流会に参加したとき、とても勉強になる話をいろいろと聞けたため、今後もイベントなどがあれば継続して参加し、勉強し続けたいです。

卓球選手としては、ロサンゼルス2028パラリンピックを見据えて、まずは2026年にタイで開催される世界選手権と、同じく2026年10月に名古屋で開催されるアジアパラ競技大会で結果を出すことが目標です。

 

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